リボ払いで借金250万。手取り20万の29歳OLが返済するためにやったたった1つのこと。

主婦の悩み・お金事情

これは当時29歳の私自身の話。

リボ払いで支払いが追いつかず、いつの間にか借金250万円まで膨れ上がってしまいました。

もし今同じような状況で苦しんでいる人がいるなら、この記事を参考にして早めに解決をしてほしいと思います。

リボ払いはやばい!手を出すべからず

リボ払いってどれだけ使っても毎月一定の金額を支払えば良いので、気楽に手を出してしまう人も多いかもしれません。

当時の私もそんな気軽な感覚で、リボ払いを利用していました。

しかも、セゾンカード、エポスカード、楽天カードの3枚を持っていたのです。

そして生活費が足りなくなると、キャッシング機能を利用して現金を引き出すこともしばしば。

そんなことを繰り返しながら、3枚のカードをフル活用していたんです。

最初はきちんと管理できていたんですが、月に3万、5万、8万…とだんだん返済額が膨れ上がっていきます。

これは利息がかかるからなんです。

衝撃だったのは、月に10万円返済したのに、そのうち利息が3万円程も取られていたこと。

この3万円って返済の金額には入らないんだと思ったら、やりきれない気持ちになりました。

リボ払いは気軽にお金を借りられるけど、借金と同じなんです。

タダで貸してくれるわけもなく、必ず利息が発生します。

その利息が死に金だということを、当時の私は気付いてなかったんですね。

手取り20万で毎月の返済10万以上

当時私の手取りは20万円。

そして都内に住んでいたので家賃8万円。

そんなある日、リボ払いの1か月の返済額がトータルで10万円以上になってしまいました。

返済額と家賃と光熱費を合わせても、給料では足りない…

歯の矯正治療費も分割払いしていたので、そっちの返済もあります。

そんな時にまたキャッシングを繰り返してしまい、結局借金が膨らんでいったのです。

しかもキャッシングも上限額に達してしまい、もうギリギリの生活。

何をしているんだろう…と毎日お金のことばかり考えて不安になっていました。

返済するためにやったたった1つのこと、それは弁護士に相談すること

お金のこと、しかも借金のことなので誰にも相談できず、どうにか解決できないかとネットで検索する毎日。

不安でたまらない日々が続きました。

そんな時、「借金相談なら弁護士へ」というテレビCMを見ました。

もうこれしかないと思い、藁にも縋る思いで弁護士事務所に相談することを決意。

仕事帰りに行ける小さな弁護士事務所を見つけ、電話で予約しました。

任意整理をすることに。任意整理って?

当日、弁護士事務所に向かうと、いかにもできそうな男性の弁護士さんが対応してくれました。

リボ払いのこと、借金のことを事細かに説明し、どうすれば良いのかを相談しました。

すると、弁護士さんは慣れている様子で「任意整理」について説明してくれました。

しかも「こういう人けっこう多いんですよ^^」と優しく対応してくれて、私だけじゃないんだと安心したのを覚えています。

任意整理をすると、借入先と弁護士さんが話し合い、利息をストップして返済の負担を減らすことができます。

この際に注意したいのが、元々の返済額を減額することはできません

あくまでも利息をなくすことができるのです。

そして、メリット・デメリットが存在するので、しっかりと確認しておきましょう。

メリット

  • 利息がなくなる
  • 約5年かけて月々一定の金額を返済することができる
  • 過払い金があれば戻ってくる
  • 周りにはバレない
  • 交渉中の約2ヶ月間は返済がストップ

デメリット

  • 5年間クレジットカードのブラックリストに載る
  • 任意整理したクレジットカードは使えなくなる
  • 5年間は新しいクレジットカードが作れない
  • 5年間はローンが組めなくなる

私はこれを聞いて納得したうえで、セゾンカードとエポスカードの任意整理をお願いすることにしました。

こういうのって親にも職場にもバレてしまうのではないかと不安だったのですが、周りにはバレないので安心です。

それと、自力で返済できる金額だったため、楽天カードは任意整理をしませんでした。

そのおかげで今でも楽天カードだけは使用することができます。

新しくカードを作ることはできなくても、今持っているカードを使うことはできると弁護士さんも言っていました。

任意整理にかかった料金

任意整理をするにあたって、弁護士事務所に料金を支払います。

私が相談したところは18,000円

交渉中の2ヵ月間はカードの支払いがストップするので、その間に20万円の余裕ができ、そのお金で支払うことにしました。

毎月3万円以上払っていた利息を考えると、弁護士費用は安いものだと感じます。

これで不安から解放されるのだから、悩んでいる人は検討してみてください。

弁護士事務所に行ってから2ヵ月後・・・

そして、2ヵ月後郵送で書類が届きます。

茶封筒に宛名だけなので、もし実家に住んでいたとしても弁護士事務所からだということはバレません。

その中には契約書類と返信用封筒、毎月の返済額が書かれた返済シミュレーションの紙が入っていました。

契約書に印鑑を押して返送します。

毎月の返済金額はどうなったか

そこに書かれていたのは、

セゾンカード毎月36,000円、エポスカード毎月9,300円

これを5年間毎月指定の口座に振り込み、払い続けていきます。

毎月10万円以上の支払いが45,300円になる、それだけでも嬉しすぎました。

そしてなんと、トータルの返済額271万円・・・。

その金額を見て本当にゾッとしました。

もしこれを利息とともに支払い続けていたとしたら、完済するのに何年かかったかわかりません。

これからはお金の管理をしっかりして、同じ過ちを繰り返さないように心に誓ったのです。

現在の返済状況

あれから約3年経った今、毎月必ず支払いをして残りの金額は110万円程になりました。

やっと半分以下です。

余裕がある月は繰り上げ返済をしているので、予定よりも早く完済できそうです。

正直今でも、この返済金額がなかったらもっと生活が楽なのに…と思うことがあります。

ですが、あの頃に比べたら断然今の方が心にもお財布にも余裕ができました。

それに当時よりも給料が上がり、結婚もして、貯金もできています。

貯金があるならまとめて返済をした方がいいのでは、と思われるかもしれませんが、あくまでも返済は私のお給料からです。

貯金は夫婦2人でしているものなので、そこに手を出すことはないと思います。

あと約1年半、お金の大切さを胸にコツコツと返済していこうと思います。

また夫が理解のある人なので、借金を打ち明けても結婚してくれました。

その話も後日またお話しできたらと思います。

任意整理する前に考えてほしいこと

この記事を読んで、任意整理をしてみたいと思った方もいると思います。

ですが、私よりも借金の金額が低く、親や身内などに頼れるのなら一度相談してみてください。

任意整理をすることで、必ずデメリットも発生します。

一定期間ではありますが、カードが作れない、ローンを組めなくなるということは、社会的信用が一時的になくなるということです。

もししなくても解決できるのなら、それに越したことはありません。

借金があるなんて親には言いにくいことだと思いますが、一度考えてみてくださいね。

私は結婚が決まったと同時に、両親に借金と任意整理をしたことを打ち明けました。

びっくりはしていましたが、うちはお金に苦労した家庭だったこともあり、「申し訳ないね、何もしてあげられなくて。何か他に協力できることがあれば言ってね。」と言われました。

もし頼れる人がいるなら、早めに相談しましょう。

リボ払いの借金で苦しんでいるなら早めの行動を

今回はリボ払いで借金ができてしまった体験談を元に、返済する方法をご紹介しました。

もう一度繰り返しますが、リボ払いの利息は本当に無駄です。

わたしは利息がなくなっただけで、毎月の返済額が減って本当に楽になりました。

何より、心に余裕ができます。

弁護士事務所に行ったあの日から人生が変わりました。

借金自体は減らないけれど、やる価値は十分にあると思います。

もし今、過去の私と同じように悩んでいる人がいるなら、任意整理を検討してみてください。

そしてお金の大切さ、お金について一緒に勉強していきましょう。

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